「ダイエットよりも心のケア」現役インストラクターが語るヨガの魅力 [編集部インタビュー]

近年ブームのヨガ。最近はインスタグラム人気も相まって、ヨガポーズを取る写真をインスタグラムにアップするインフルエンサーが増えてきています。

渡辺亜由美(わたなべ・あゆみ)さんはそのひとり。ヨガインストラクターをしている渡辺さんは、において公園や海、スタジオなどさまざまな場所でヨガを楽しむ姿を投稿し、支持を集めています。

今回はそんなヨガインストラクターの渡辺亜由美さんにお話を伺いながら、ヨガの魅力やヨガと合わせて行うと効果的な健康法に迫っていきます。

ヨガを始めたい方やヨガ初心者の方はぜひチェックしてみてください。意外なヨガの魅力に触れられることまちがいなしですよ。

ヨガに出会ったのは高1のとき

ーーはじめに、渡辺さんがヨガに出会ったきっかけを教えてください。

渡辺(以下敬称略):16歳のときにジムに通っていたんですが、そのジムにあった「ヨガビクス」というコースに出たのがはじまりです。

その後ヨガを続けていたわけではないのですが、免許をとる4年ほど前になんとなくヨガが気になりだしました。大手のLAVAさんなどに通ったりもしたんですが、趣味でやるなら免許をとってしまおうと思ったんですね。

現在中学1年生と小学校2年生の娘がいるんですが、私はシングルマザーなんです。手に職だ!という意識でヨガインストラクターの養成学校に行き、ものすごい勢いで免許を取りました。

ーーなるほど。それでは、ヨガを始める前はどういったことをなさっていたんですか?

渡辺:飲食店で働いたり、高齢者向け施設で介護療法士とともにストレッチのお手伝いをしていたりしていました。

ーー現在はヨガインストラクターをご専門になさっているんですよね。

渡辺:はい、今はヨガインストラクターとがメインです。それに加え、最近はインスタグラムのお仕事も頂いています。

はじめは趣味で写真をアップしているだけだったんですけれども、企業様向けヨガの依頼やプライベートのヨガ教室の依頼を頂くようになりました。他にもアロマサロンとのコラボレーションヨガなど、いろいろな仕事をインスタ経由で頂いています。

ーー企業向けヨガですか。

渡辺:都内の企業さんを中心に教えています。リフレッシュしてお仕事の効率をあげたいという企業さんが大半で、朝か夕方に1時間ほどお時間を頂いて開催しています。仕事が終わってからわざわざヨガスタジオに行かなくても良いのが利点ですね。

ーー受講した方からはどんな感想をもらっているのでしょうか。

渡辺:ダイエット目的でヨガを始められる方が多いんですけれども、レッスン中の私の話を聞いて「先生の言葉が響いた」と言われることもあります。やはり、ヨガの考え方やメンタルに関する感想をいただくと嬉しくなってしまいます。

長女の難病にヨガの知識が大活躍

ーーでは次に、ヨガの魅力を伺いたいと思います。近年ヨガとともにジム人気が高まっていますが、ジムとヨガとの決定的な違いはなんでしょう。

渡辺:ジムは体を鍛えるという側面が強いと思うのですが、私にとってヨガは心のケアの一環です。日々過ごすなかで、つらいことや楽しいこと、いろいろな出来事がありますよね。

そんなときにヨガは自分の時間を大切にし、心を落ち着かせる意味を持っていると思うので、そこがフィットネスとは違うところかもしれません。

ーーなるほど。ヨガにはメンタルを安定させる効果があるのですね。では、ヨガをはじめて良かったことはなんでしょうか。

渡辺:免許取得に向けて勉強していた時のことですが、長女が「骨盤融解症」という難病にかかってしまったんです。歩行が困難になり、松葉杖でも5分歩くのが限界。このままでは歩けなくなってしまう、という危機的状況でした。

ですが、ちょうど娘の病気が判明する少し前に始めたヨガの勉強がここで役に立ったんです。きっと介護学の知識のみであったら、娘の骨盤がどうなっているのか全くわからなかったと思います。今は娘の骨盤の状態が透けるように見えますね。

現在娘は走れるまでに回復しています。とはいえ骨盤の歪みはまだあるので、娘と一緒にヨガをすることもありますよ。

ーーまるで娘さんの病気がわかっていたかのようにヨガの勉強をはじめられたとは驚きです。娘さんとヨガをなさっているということでしたが、家でもヨガをされているんでしょうか。

渡辺:そうですね、朝晩に行うことが多いです。朝、起きてマットもなにも敷かずにフローリングで逆立ちしたりしています。

日中は基本家にいませんが、帰ってくる用事があったらついしてしまいますね。じっとしていられなくて(笑)。

ーー渡辺さんはやはりすき間時間を見つけたらヨガをしたくなるものなのですね。ヨガ初心者の方はどのくらいの頻度で、どのくらいの期間ヨガスタジオに通うと良いのですか?

もちろん毎日行うのが良いです。とはいえお仕事で忙しい方がほとんどで、疲れているけれども頑張って足を運んでいる方ばかりです。なので、「今日頑張って来て良かった」と思える頻度は人それぞれあると思いますね。

私は顔を洗うことや歯磨きと同じように、ヨガを日常の一部として取り入れることができれば、もうスタジオに通わなくても良いのではないかと考えています。覚えてしまえばヨガは一人でできますから。

雑誌「ヨギーニ」掲載店舗は良スタジオ揃い

ーーヨガが日常の一部になってしまえばヨガスタジオに通う必要はないとのことでしたが、その境地に至るまで初心者が通うスタジオ選びに何かコツはありますか?

渡辺:近年のヨガブームの影響か、人気が出すぎてしまって大手スタジオはクラスに人数制限がかかってしまっているようです。そのため、受講し放題の店舗でもクラスに入れない、という現象が起こっているケースを耳にしました。

大手のヨガスタジオでなくとも、例えば雑誌「ヨギーニ」のスタジオ紹介ページに載っている店舗をチェックするという手段もあります。ヨギーニ掲載店舗ははずれがありません。私も素性を隠して受講しに行ったりしています(笑)。

ーーなるほど、「ヨギーニ」掲載店は渡辺さんもチェックしてらっしゃるんですね。中でもよく行くスタジオはありますか?

渡辺:池袋にあるが大好きです。ヨガインストラクターも多く通っているスタジオなのですが、コース内容が非常に濃くハードで、高度なヨガスキルを持っている先生が揃っています。

ーーそのスタジオではどんなコースを受講しているのですか?

渡辺:私が好きなのは「ジヴァムクティヨガ」です。本当にハードなヨガで、体が柔軟になっていくのが自分でも分かるくらい。恥ずかしいくらい汗が出ます(笑)

ーー本気でヨガをやるとハードだと聞きますよね。

渡辺:実は一回、真剣にやったヨガで汗だくになってしまい、滑って顔を強打してしまったことがあります。他にもできないポーズを無理してトライしたときに怪我してしまったこともありました。

皆さんも「できそうな気がする!」という気持ちでトライすると怪我をしてしまうので、きちんとインストラクターの方の指導に従うことが大切だと思います。

甘いものと健康を両立する朝ごはんには秘訣が

ーーさて、次にヨガ以外に気をつけていることや健康法を教えてください。

渡辺:昔からこだわっているのが、朝起きてから摂取する食品ですね。

朝はお水か白湯から始めて、その次にジューサーで作った自家製のフルーツジュースを飲みます。その日冷蔵庫にある野菜やフルーツをミキサーにいれてジュースにします。そのあとに自分で作ったグラノーラや白米を食べることが多いですね。

とはいえ甘いものが大好きなので、ケーキやスタバのフラペチーノなど、1日1回は間食を食べてしまいます(笑)。

ーーヨガ以外にスポーツはされていますか?

渡辺:基本はヨガですが、アクティブな性格なのでさまざまなスポーツにトライしています。サーフィンやサップ(サーフボードよりも大きめのボードの上に立って、パドルで漕ぐスポーツ)、水泳などです。子どもと一緒に楽しんでいます。

ーー健康法となると、メンタル面も大きく関わってくるかと思います。日常生活で心の健康はどのように維持していますか?

渡辺:お仕事としてヨガをする上で、私はメンタル面に一番フォーカスしています。とはいえ、自分自身が精神的に弱くなってしまっている瞬間は絶対に存在するものです。

そういったときは、「私は今悲しいんだな」とその弱さを認め、きちんと向き合うよう心がけています。見ないふりをしてしまうと、またその苦しさが流れてきてもう一度向き合わなくてはならなくなってしまうので。

私は20代で、子供のことも含めて、さまざまなことに直面しました。その中で、経験の大切さを学んだと思っています。日常の不安定さを受け止める、という教訓はその経験が生きているのではないでしょうか。

迷ったときに帰るべきスタジオを見つけよう

ーーでは最後に、ヨガを始めたい人へメッセージをお願いします。

渡辺:私にとってヨガは心の拠り所でもあります。なので皆さんも、何かつらいことがあったときに「この先生は好きだから行こう」と思えるヨガスタジオができれば、きっと心を落ち着けることができるのではないでしょうか。ヨガを始めるきっかけがダイエットだったとしても、そういう効果がヨガにはあると思います。

心に迷いが生じた時に、安心して戻れるヨガスタジオが、自分の中で増えていくのがベストです。ヨガを生活の一部として取り込んでもらえれば嬉しいですね。

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ライター

中高一貫女子校出身の女子大生ライター。

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