保健師を辞めたい3つの理由:3年ごとの異動が大変!?

保健師は、病気の予防、健康増進、健康管理を目的として、保健指導、相談業務、日常生活支援をする仕事です。

保健師の大半は、公務員として働く行政保健師です。行政保健師の仕事内容は一般にはあまり知られていませんが、行政保健師特有の悩みがあります。そのため、行政保健師を辞めたい理由は他人には分かりにくいのです。

この記事では、主に行政保健師を辞めたいと思う理由をご紹介します。

保健師を辞めたい理由1:保健師としての仕事ができない

行政保健師は、市町村の窓口で住民に保健指導をする市町村保健師と、管轄の市町村保健師を統括する本庁保健師に大別されます。本庁保健師は、市町村保健師の活動方針の策定、予算の作成、市町村保健師の連携役など、事務作業がメインです。

具体的には、本庁保健師は、国からの通知・法律などを読み、活動方針を策定するための会議に出席し、議事録や市町村保健師向けのマニュアルを作成するのが主な仕事になります。

地域住民への保健指導を通じて地域医療に貢献したいと考えて、保健師を目指した人が多いはずです。そのため、本庁に配属されると、保健師の本来の仕事ができないことに不満を持つ保健師は少なくありません。

また、本庁保健師は市町村保健師と比べると残業が多いので、家事や育児と両立しにくいことも辞めたい理由の一つです。

保健師を辞めたい理由2:異動が多い

行政保健師は、3年程度で異動になることが多いです。また、異動の時期や新たな配属先を自分で選ぶことはできません。

市町村保健師として地域の人間関係に慣れたタイミングで、異動が発令されることもあります。そして、新たな配属先では、新たな人間関係を構築するところから始めなければなりません。

そのため、コミュニケーションに自信がない人にとっては、このような仕組みはストレスが大きいと言えます。

保健師を辞めたい理由3:アドバイスに自信が持てない

市町村保健師は、住民への保健指導や相談業務などが主な仕事です。すなわち、市町村保健師は、保険行政の専門家として住民にアドバイスする立場になります。

しかしながら、最近では、看護師としての臨床経験を積まずに保健師の資格を取得した人が多く、自分のアドバイスに自信が持てない市町村保健師も増えていると言います。

また、保健指導の結果がフィードバックされないので、自分のアドバイスが正解だったか分からないという悩みを持つ人が多いようです。住民の役に立った実感が得られないなども、辞めたい理由の一つと考えられます。

保健師の転職先

では、行政保健師にはどんな転職先があるでしょうか?

産業保健師・学校保健師

まず、行政保健師は、企業に勤務して従業員の健康管理をする産業保健師、学校に勤務して生徒や職員の健康管理をする学校保健師への転職が考えられます。

これらの仕事は、残業や異動も少ないですし、アドバイスする相手が身近にいますからフィードバックを受けやすいのがメリットです。

一方、これらの仕事は求人自体が少ないですから、転職したいタイミングで求人があるとは限りません。

看護師

また、行政保健師は看護師への転職が考えられます。

看護師は常に人手不足ですから、未経験でも転職するのは難しくないでしょう。また、看護師は怪我や病気から回復する患者さんに接するので、やりがいも大きいです。

一方、看護師は夜勤や長時間勤務が多いですから、体力的には保健師より厳しいと言わざるを得ません。そのため、家事や育児と両立するのは、家族のサポートがないと難しいでしょう。

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